手紙・・・・
机の引出しの奥に数通の手紙が眠っている
昔つきあっていた女性からの手紙である
この三十年近く開いて読んでもいない
文面さえもすでにおぼろになっている
きっとたあいのないことが書かれていたのだろう
でも 人生にはたあいのないことでも大切なことはある
その封筒はすでにもう黄ばんでいる
便箋にはすでにもう紙魚(しみ)までできているかもしれない
しかし その手紙にはその時の女性の想いが
超低温瞬間冷凍されて活魚のように生きているかもしれない
それに 人の想いに時効はないのかもしれない
そうと知りつつその手紙を読んで素朴に感動してしまうほど
私は若くはない
同時にその手紙を読んで在りし日の思い出にひたるほど
私は老いてもいない
年に数回その手紙のことを思い出したりするが
やっぱり封筒を再度開いて読んでみたりはしない
解凍して自分の今の眼にさらしてしまうのが
恐いのかもしれない
でも やっぱりその手紙を焼き捨てたりもしない
その女性の想いを焼き捨てているようで
それが恐いのかもしれない
いろんなものを捨ててきたのにその手紙は捨てることができない
もしかすると
未練なのか・・・・・違う気がしてしまう
愛情なのか・・・・・それも違う気がする
心の支え・・・・・なにかぜんぜん違うなあ
生きるよすが・・・・もっと違う気がする
机の引出しの奥に数通の手紙が眠っている
封筒はすでにもう黄ばんでいる
便箋にはすでにもう紙魚(しみ)までできているかもしれない
・・・・・・・・・・

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たそがれ親父の人生ノート
昔つきあっていた女性からの手紙である
この三十年近く開いて読んでもいない
文面さえもすでにおぼろになっている
きっとたあいのないことが書かれていたのだろう
でも 人生にはたあいのないことでも大切なことはある
その封筒はすでにもう黄ばんでいる
便箋にはすでにもう紙魚(しみ)までできているかもしれない
しかし その手紙にはその時の女性の想いが
超低温瞬間冷凍されて活魚のように生きているかもしれない
それに 人の想いに時効はないのかもしれない
そうと知りつつその手紙を読んで素朴に感動してしまうほど
私は若くはない
同時にその手紙を読んで在りし日の思い出にひたるほど
私は老いてもいない
年に数回その手紙のことを思い出したりするが
やっぱり封筒を再度開いて読んでみたりはしない
解凍して自分の今の眼にさらしてしまうのが
恐いのかもしれない
でも やっぱりその手紙を焼き捨てたりもしない
その女性の想いを焼き捨てているようで
それが恐いのかもしれない
いろんなものを捨ててきたのにその手紙は捨てることができない
もしかすると
未練なのか・・・・・違う気がしてしまう
愛情なのか・・・・・それも違う気がする
心の支え・・・・・なにかぜんぜん違うなあ
生きるよすが・・・・もっと違う気がする
机の引出しの奥に数通の手紙が眠っている
封筒はすでにもう黄ばんでいる
便箋にはすでにもう紙魚(しみ)までできているかもしれない
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COMMENT
私が出したLOVEレター別れと共に回収しちゃった。
残して去ればよかった。そしたらずっと私の想いで悩んでくれた・・だろうか?
そこいらへんに、捨てられちゃったら私の気持ちがかわいそうじゃんと思って回収したんだもん。
みんながみんな先生みたいに、しみができるまで残してくれないものね。
残して去ればよかった。そしたらずっと私の想いで悩んでくれた・・だろうか?
そこいらへんに、捨てられちゃったら私の気持ちがかわいそうじゃんと思って回収したんだもん。
みんながみんな先生みたいに、しみができるまで残してくれないものね。
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