切ない人たち
人生がそろそろたそがれてきた男が語る人生の愛のかたち。
DATE: 2006/05/19(金)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
愛のテルテル坊主
「おーい、いつまで寝ているんだよ。そろそろ眼をさましたら」

「ウーン、もうちょっとこのままにして。座椅子で眠るのも気持ちがいいわ」

「・・・・・・・」

「あんたこそ、座椅子にへばりついていつまでもウトウトしていないで
そろそろ起きれば・・・」

「ウーン それがやっぱり俺も起きる気がしないんだなあ」

「ベッドまでが遠いわねえ」

「俺も体が重すぎて立ち上がれないよ」

「二人とも牛になったみたいね。夕食を食べ過ぎたのかしら」

「それよりこの長い雨のせいだよ」

「あんた 聞こえるでしょう 庭でカエルさんが元気に鳴いているわよ」

「うちの庭でカエルが鳴くなんて今年初めてじゃないか」

「そう言えばそうね。入梅かしら」

「入梅かもね。ほんとうにうっとうしいなあ」

「ほんとうにうっとうしいわ」

「明日空が晴れ上がる夢でもみないかあな」

「そしたら物干し台にお布団と洗濯物をいっぱい干せるのにね」

「テルテル坊主でも作って軒にぶらさげるか・・・」

「あなたが作ってよ・・・(ウトウト)・・・」

「お前さんが作ってよ・・・(ウトウト)・・・」

庭ではカエルさんが元気に鳴いています。

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たそがれ親父の人生ノート
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