愛の黙秘
愛の黙秘
留置番号7号の男に懲役2年=氏名黙秘、万引きで−常習、更生意思も・東京地裁
東京都台東区のスーパーで万引きしたとして、常習累犯窃盗罪に問われた氏名不詳の男の判決公判が29日、東京地裁で開かれ、青柳勤裁判官は懲役2年(求刑懲役3年)を言い渡した。初老に見える男は氏名や年齢を黙秘し、「警視庁上野署留置番号第7号」と呼ばれた。青柳裁判官は、男がこれまでに万引きで3回有罪判決を受けたことから「刑事責任は重い」と指摘。その上で「刑務所を出たらまたやるかもしれないと述べる一方、仕事に就き、このようなことはやりたくないともしており、更生意思が全くないとは言えない」を述べた。(時事通信) - 3月29日12時1分更新
警視庁上野署留置番号第7号
取調べに対し自分の姓名を自ら消し去った男
取調べに対し自分の過去を一言も語らなかった男
取調室でひたすら物言わぬ石になっていた男
黙秘しなければ執行猶予を勝ち得たかもしれないというのに
万引き常習というしみったれた犯罪
完全黙秘を貫徹するという革命家の如き意志強固さ
この二つの異なる印象がもたらす いびつさ 不可解さ
この意志強固な初老の男の家族を想像してみる
この初老の男にも父母があり妻があり子どもがあったのかもしれない
亡くなった父母を辱めないために
妻を哀しませないために
妻の名誉を守るために
子どもたちがいじめにあわないために
子どもたちがつらい思いをしないために
完全黙秘が彼の家族を守る最後の矜持だった
完全黙秘が彼と彼の家族をつなぐ最後の絆だった
冷たい牢獄での二年よりも大切なものが彼にはあった
そう想像すると警視庁上野署留置番号第7号は
いい息子でありいい父親であったのかもしれない


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留置番号7号の男に懲役2年=氏名黙秘、万引きで−常習、更生意思も・東京地裁
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警視庁上野署留置番号第7号
取調べに対し自分の姓名を自ら消し去った男
取調べに対し自分の過去を一言も語らなかった男
取調室でひたすら物言わぬ石になっていた男
黙秘しなければ執行猶予を勝ち得たかもしれないというのに
万引き常習というしみったれた犯罪
完全黙秘を貫徹するという革命家の如き意志強固さ
この二つの異なる印象がもたらす いびつさ 不可解さ
この意志強固な初老の男の家族を想像してみる
この初老の男にも父母があり妻があり子どもがあったのかもしれない
亡くなった父母を辱めないために
妻を哀しませないために
妻の名誉を守るために
子どもたちがいじめにあわないために
子どもたちがつらい思いをしないために
完全黙秘が彼の家族を守る最後の矜持だった
完全黙秘が彼と彼の家族をつなぐ最後の絆だった
冷たい牢獄での二年よりも大切なものが彼にはあった
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いい息子でありいい父親であったのかもしれない


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