切ない人たち
人生がそろそろたそがれてきた男が語る人生の愛のかたち。
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DATE: 2006/03/26(日)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
人を恋うる歌(5)
第5章 旅愁の章

夕陽浴び「天然の美」父歌う

家出して一日限りの旅路かな

昭和三十九年秋通学電車の女子高校生に声かけぬ

求めしは海の彼方のまほろばの国

色褪せた時刻表に愛探す

エトランゼ夜行列車に思い出捨てぬ

靴裏に憂いかく隠せり東京は

鳩バスは訛りの多き鳩に満つ

後悔が先だつ手紙投函し

トランクの去年の旅路を封印す

春の風しがらみ捨てて出立か

菜の花や白装束に数珠光る

はぐれたる蟻一匹が放浪す

旅人の見果てぬ夢に蝉時雨

秋風が攫っていきぬ海の家

故郷捨て流民となりて訃報聞く

鳥渡り旅芸人に憧れぬ

秋雨の瀬戸大橋渡り七回忌

投函す封筒の中秋立ちぬ

冬深く越し方想う羊飼い

誰がためにジンタは響く冬空に

老いてこそ人肌恋し冬の旅

海鳴りや大地の別れ泣きあかす

波寄せる古代人も見し波が

修羅抱え海辺の道は白くあり

若き日の下宿訪ねて迷い道

枕木にとんぼ止まりて終着駅

酔いどれて天門くぐる胡蝶かな

地図広げ指で辿れば旅路の終り

旅装解き心の縫い目ほころびぬ

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たそがれ親父の人生ノート
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