切ない人たち
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DATE: 2006/11/19(日)   CATEGORY: 社会
大学授業料の怪

<大学受験料>割引導入の大学増加、早大も参入
「大学全入時代」の到来を迎え、各大学が受験生の確保に躍起となる中、受験料の割引制度を導入する大学が増えている。早稲田大学(東京都新宿区)が来年度入試で初めて導入するほか、拓殖大学(文京区)は1回よりも2回受けた方が受験料が安いという新制度を設ける。大手予備校によると、全国の大学の半数近くが割引制度を取り入れているという。一方、「そもそも受験料自体が高い」との声もあり、価格破壊はさらに進みそうだ。早大は来年度の5学部の入試で割引制度を初めて導入する。一般入試に加え、大学センター試験の成績を加味した入試を併願する場合、一般3万5000円とセンター3万円で計6万5000円となるところを、1万円割り引いて計5万5000円(スポーツ科学部は6万円が5万円に)とする。早大広報室は「これまで1回の試験で2回分の受験料を取っていたが、受験生の負担が大きいと考えた」と話す。早大では89年度に約16万人いた志願者が少子化に伴って減少し、近年は約10~11万人台で推移している。大手予備校・代々木ゼミナールの坂口幸世入試情報センター本部長は「受験料割引は早慶上智クラスではこれまでなかった。志願者を増やして、学生の質を維持しようとしているのではないか」と分析する。 一方、拓大は一般入試を1回受けると3万5000円だが、2回受ければこれまで7万円かかったところを、1回分よりも安い3万円、3回なら4万円などと大幅に割り引く制度を導入する。拓大も志願者は減少傾向にあり、拓大入学課は「複数回の受験生を優遇したいと考えた。志願者が増えれば、優秀な学生が入学する可能性が高まるのでは」と期待する。大手予備校・河合塾によると、受験料割引を導入する大学は90年代半ばから増え始めたという。06年度入試では、河合塾が調べた529大学中、何らかの形で割引を取り入れたのは268大学。ユニークな制度では、英検2級以上を持つ受験生は無料(LEC東京リーガルマインド大)、オープンキャンパス参加者は5000円割引く(神戸国際大)などがある。河合塾の神戸悟・教育研究部チーフは「受験料割引で直接志願者が増えることはないが、少しでも受験生の便宜を図りたいと考えているのでは。価格破壊が進んでいるとはいえるが、河合塾の模擬試験は1回約4000円。それと比べても3万5000円などの受験料はまだ高すぎる」と話している。【佐藤敬一】
(毎日新聞) - 11月17日15時13分更新



昨日、東京のプレジデント社が出版している

「プレジデントファミリー」という教育・子育て雑誌の

2人の編集者が高崎に来て私は子育てと教育費についての

インタビューを受けました。

その時に見せられたのがこのニュースのコピー。

私立大学の受験料は一回3万5千円。

この少子化と不況の時代、せめて自分の大学の複数

学部を受験する場合にはこれを割引してできるだけ

受験生をかき集めようとする涙くましい努力を

私学の雄である早稲田大学さえ展開するようになった

というのがこのニュースの味噌なのでしょう。

しかし、「涙ぐましい」という表現は自分で書きながら

嘘だと思えるのは実はこの3万5千円という大学受験料

バブル時代の高止まりのままの金額なのです。

一方でインタビューで質問されたのは国立大学、

私立大学のどちらを受験するべきかという問題。

(今は国立大学という制度はなく旧国立大学は「独立行政法人」と

なっていますが面倒なのであえて国立大学と表記します)

私は「今は国立大学・私立大学の授業内容の格差なんて

ないですよ、ただ授業料が問題なだけですよ。

その授業料の差さえなくなりつつありますから」

と答えておきました。

帰宅して念のためにネットで調べてみました。

その結果、国立大学と私立大学の授業料の

そのあまりの格差のなさに呆然となりました(笑)。

一例として東京大学と慶応大学の入学金・授業料を掲げておきます。

東京大学(全学部)

入学金:28万2千円。授業料(年間):53万5千8百円。

慶応大学(文・経済・法・商各学部)

入学金:34万円。授業料(諸経費込み年間):80万9千3百円。

国立大学は独立行政法人となって授業料を決定する裁量権は

各大学にあるとはいえ入学金・授業料の額は現段階では

どの大学もほとんんど同じであります。

一方、私立大学は実験費用がかかるため理系が文系より

20万円ほど高くなっているのはほとんどの大学で共通しています。

これらのことを前提にして考えてもやっぱりこの数字を前にすると

考え込まざるをえません。

東京大学と慶応大学の入学金の差は5万8千円。

年間授業料の差は27万3千5百円。

4年間東京大学に通うのと慶応大学の文系学部に通うのとは

一回の入学金の差額を含めてもたった115万2千円(!)

この差額を見る限り慶応大学が「金持ち」の大学だなんて

到底言えなくなっています。

私はたまたまわかりやすい東大と慶応とを比較しましたが

これはすべての国立大学と私立大学にあてはまります。

さらに悪いことには国立大学は独立採算制度を導入して

いますからこれから毎年授業料を上げていく可能性があります。

現に私の子どもたち3人が国立大学に通っている間、

毎年学費は1万円程度づつあがっておりました。

この傾向はこれからも加速化されていくでしょう。

一方、私立大学はその3割近くが定員割れを起こしていて

どの大学も授業料値上げなど、即受験者数の減少を

招くので恐ろしくてどこも値上げなどできません。

その結果、これから5年もたたないうちに国立大学と

私立大学の授業料の格差はほとんどなくなる可能性があります。

そうなるとまず大学に子どもを進学させようとする普通の親が

あまりの授業料の高さのために私立大学に進学させる

ことができない学部は医学部・薬学部・獣医学部だけとなります。

4年前、私は「タダで大学を卒業させる法」という本を

書きましたが、その時にこのことについて調べましたら

何と文部科学省は

「国立大学と私立大学の授業料の格差を是正する」

と言っておりました。

この言葉は普通に受け取れば私立大学の授業料を値下げする

ということなのでしょうが、実は国立大学の授業料を

値上げするということを意味していたので私は思わず

官僚の超絶的思考(笑)にビックリしたのを覚えております。

この社会の格差がドンドン広がっている社会であえて

文部官僚的思考で言えば国立と私立大学の格差は是正されている(笑)。

要は文部科学省の官僚は

「貧乏人は大学に行かなくていいし、行く必要はない」

なんて公言しているようなものであります。

しかし、国立大学と私立大学の授業料がかわらなくなった時、

国立大学の存立基盤、存立理念はどこに存在することに

なるのでしょうか(?)

国立大学と私立大学の授業料に格差のない美しい日本(?)

怒るよ、ほんまに。

・・・・・・・・・・・・・。

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