切ない人たち
人生がそろそろたそがれてきた男が語る人生の愛のかたち。
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DATE: 2006/05/31(水)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
手紙・・・・
机の引出しの奥に数通の手紙が眠っている

昔つきあっていた女性からの手紙である

この三十年近く開いて読んでもいない

文面さえもすでにおぼろになっている

きっとたあいのないことが書かれていたのだろう

でも 人生にはたあいのないことでも大切なことはある

その封筒はすでにもう黄ばんでいる

便箋にはすでにもう紙魚(しみ)までできているかもしれない

しかし その手紙にはその時の女性の想いが

超低温瞬間冷凍されて活魚のように生きているかもしれない

それに 人の想いに時効はないのかもしれない

そうと知りつつその手紙を読んで素朴に感動してしまうほど

私は若くはない

同時にその手紙を読んで在りし日の思い出にひたるほど

私は老いてもいない

年に数回その手紙のことを思い出したりするが

やっぱり封筒を再度開いて読んでみたりはしない

解凍して自分の今の眼にさらしてしまうのが

恐いのかもしれない

でも やっぱりその手紙を焼き捨てたりもしない

その女性の想いを焼き捨てているようで

それが恐いのかもしれない

いろんなものを捨ててきたのにその手紙は捨てることができない

もしかすると

未練なのか・・・・・違う気がしてしまう

愛情なのか・・・・・それも違う気がする

心の支え・・・・・なにかぜんぜん違うなあ

生きるよすが・・・・もっと違う気がする

机の引出しの奥に数通の手紙が眠っている

封筒はすでにもう黄ばんでいる

便箋にはすでにもう紙魚(しみ)までできているかもしれない

・・・・・・・・・・

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DATE: 2006/05/30(火)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
手のひらいっぱいの・・・・
夕食には

グラスいっぱいのビールがあればいい

お茶碗いっぱいのご飯があればいい

そして毎日

手のひらいっぱいの幸せがあればいい

でも 私の手のひらの方が妻の手のひらよりも大きい

私の方が欲張りで妻の方がつつましいのか

でも きっと妻の方が長生きするだろうから

二人の手のひらの幸せの総量は変わらないのか

でも 私が考えている幸せと妻が考えている幸せは

違うものかもしれない

そんなたわいもないことを考えていると

庭先に聞き慣れた車の駐車する音がして

玄関先から

「ただいま・・・・」

という妻の声が響いてくる

朝方の

「行ってきます」

という声よりもいつも明るい声である

「お帰りなさい」

と返事をする

帰ってきてくれる人がいる

そう考えると手のひらから幸せがこぼれそうになる

今度は私が出かける番

「行ってきます」

「あんた 気をつけてね」

心配してくれている人がいる

帰りを待ってくれている人がいる

そう考えると手のひらから幸せがあふれそうになる

でも 玄関を出ながらふと考える

妻の手のひらには幸せはいっぱいあるのだろうか

と・・・・・

・・・・・・・・・・・

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DATE: 2006/05/29(月)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
空気が重い日・・・・
日曜日 朝から妻の口数が少ない

雨のあとの曇り空と関係があるのか

家の空気が重い

何か悩み事でもあるのだろうか

何か私に怒っているのだろうか

自分の推理が当たっているのか

当たっていないのかさえわからない

しかしこちらからそのことには触れない

重い空気を自然体で受け止める

ただ妻の気持ちをやわらげることを心がける

居間でテレビを見る時には音量を低くする

窓の外を眺めながら

「やっと久しぶりに晴れてきたじゃないか」

と一人でさりげなく呟く

特別 返事は期待しているわけではない

午後の時間が静かに流れていく

私はパソコンに向う

妻は座椅子にもたれて読書をしている

・・・今日はどうしたんだよ 元気を出しなよ・・・

と振り向かずに声に出さずに心の中で言ってみる

読んでいる本が面白いのか妻が

「クスッ」

と笑う

家の空気が少し軽くなる

陽射しが少し明るくなる

夕食の時

「一日 お疲れ様でした。じゃー、乾杯」

と妻のグラスにビールをそそぐ

「あんた 今日はどうしたの」

妻がうれしそうに言う

「別に・・・・」

私が考えすぎていたのだろうか

何でもなかったのだろうか

そして結局何もわからぬままに

静かに五月の最後の日曜日は過ぎていく

・・・・・・・・・・・

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DATE: 2006/05/28(日)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
偶然と呼べるのでしょうか
偶然巡り合ったあかの他人の二人が

一緒になって何十年も別れることもなく

苦楽をともにしながら生きて行く

しかしここまでくるとこれを

偶然の巡り合いと呼べるのでしょうか

ある人はこれこそ「神様の思し召し」と呼び

ある人はこれこそ「定められた運命」と呼び

ある人はこれこそ「偶然の中の必然」と呼び

またある人はこれこそ「熱病の後遺症」と呼び

またある人はこれこそ「青春の蹉跌(さてつ)」と呼ぶ

しかしながら誰がどう呼ぼうとも

これは宇宙旅行や地底旅行をすることよりも凄いことである

これは狼男やドラキュラに出逢うよりも恐ろしいことである

これは三億円のジャンボ宝籤に当たるよりも素晴らしいことである

そして残念ながらあなたも私もそのことを

日常のいそがしさにかまけ忘却してしまい

よく振り返りもせずにただひたすら歳老いて行く

日々 ちょっぴり つたない愛情を感じながら

日々 ちょっぴり 言ってせんない愚痴をこぼしながら

日々 ちょっぴり 新しい偶然を夢みながら

・・・・・・・・・・・

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DATE: 2006/05/27(土)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
覗き込まないほうが・・・・・
X線撮影装置で肺を覗(のぞ)き込むことはできる

あの苦痛に満ちた胃カメラで胃を 

超音波画像診断装置で肝臓を

心臓カテーテル検査で心臓さえも

覗き込むことができる

しかし絶対に覗き込むことができないもの

それは人の心

人の心の襞(ひだ) 陰影 息遣い

長年一緒に生きてきた夫や妻や子どもの

心さえ覗き込むことができない

もし人の心を覗き込むことができたら

そこは野の百合さえも咲かない荒涼たる曠野(あれの)かもしれない

そこは地上の光さえも射さない底なしの沼地かもしれない

なまじ覗き込まないほうがよかった

見てはならないもの見てしまった

取り返しのつかない想いに胸が塞(ふさ)がるかもしれない

黒々とした後悔に眼がつぶれるかもしれない

しかしそれは自分の醜い心の投影

覗き込むべきだったのは自分自身の心

絶対に覗き込んではならないもの

禁忌(タブー)の中の禁忌(タブー)

それは人の心

・・・・・・・・・・・・

人を愛することの難しさよ

・・・・・・・・・・・・

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DATE: 2006/05/26(金)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
思い込みをしていませんか・・・・
あなたは思い込みをしていませんか

人生のなんたるかもわからない若い二人が

溢れるばかりの夢と希望と錯誤を懐きながら

同じ屋根の下で何十年も生きて行くのです

「結婚」の同義語は「同床異夢」です

同じベッドに眠りながら違うことを考えているのです

うまくいくこと自体が奇跡に近いことです

同じベッドに眠りながら同じことを考えているなんて

DNAが同じクローン人間にさえできないかもしれません

例え運命の赤い糸で結ばれた二人三脚であっても

時には足並みがそろわずに転んだりします

脛(すね)に切り傷が出来たりするかもしれません

頬に擦り傷が出来たりするかもしれません

もしかして心に傷を負うかもしれません

一人孤独にさめざめと泣く時もあるでしょう

絶望の淵に追いやられることもあるでしょう

でも思い出してください 小学生の頃の運動会を

クラスメイトと二人三脚で走りながら息を切らせて

ゴールのテープを切った時の感動と胸のときめきを

そんな時が一年に一度くらいは必ず来ます

それに二人三脚の相手はあなたが選んだ人ですもの

あなたは思い込みをしていませんか・・・

・・・・・・・・・・・・

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DATE: 2006/05/25(木)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
どうしたいのですか・・・・
あなたはいったいどうしたいのですか

漠然と悩んでいるだけでは一歩も前進しません

なにかを変えたいのですか

でもなにかを変えるには自分を変えなくてはなりません

自分が変わってこそなにかを変えることができます

それとも幸せになりたいのですか

でも幸せになるにはいくら「ティファニー」で買い物してもなれません

ただ幸せになったような気分になるだけです

幸せなんてものはゆらゆらゆれる蜃気楼のようなものです

雨が激しく降った次の日の朝

晴れていると人は幸せを感じることができます

ところがふたたび激しく雨が降り出すと

人は不幸せだと感じます

幸せなんてその程度のものです

世界の不幸せを一人で背負っているなんて考えるのはやめましょう

世界の不幸せは61億人の一人々々が背負っているのです

あなたの不幸せはたった61億分の1なのです

そう考えれば気楽なもんじゃないですか

そして気楽になった分だけ幸せに一歩近づいているんじゃないですか

あなたはいったいどうしたいのですか

・・・・・・・・・・・

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DATE: 2006/05/24(水)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
ほんとうのことは・・・・
ほんとうのことは口にできない

ほんとうのことは言葉にならない

ほんとうのことを口にしてしまうと

ほんとうのことでなくなってしまう

ほんとうのことを言葉にしてしまうと

家族が家族でなくなってしまう

人間が人間でなくなってしまう

ほんとうのことはいつもまなざしの先で揺れている

ほんとうのことはいつも擦りガラスの向うに曇っている

ほんとうのことはいつも心の中にわだかまっている

でも ほんとうのほんとうのことを知りたい

でも ほんとうのほんとうのことを言いたい

そういつもいつも心の底で願いながら

なすすべもなくあなたも私も歳老いてゆく

ほんとうのことは口にできない

ほんとうのことは言葉にならない

・・・・・・・・・・・・・

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DATE: 2006/05/23(火)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
今日もまた・・・・
今日もまた曇天の空の下

何もかもがみんなじめじめとして

哀しいことに心にも陽が射さず

鬱陶しい思いで生きているのに

空までが泣き出しそうになっている

でも こんな空模様でも

あなたが微笑めば妻も微笑む

でも こんなへこんだ気分でも

あなたが微笑めば夫も微笑む

お互いの心の癒しは

お互いの微笑みからやってくる

お互いの心の安らぎは

お互いの微笑みからやってくる

あなたが妻を見つめると

あなたの思い出が妻の瞳に映っている

あなたが夫を見つめると

あなたの思い出が夫の瞳に映っている

それが夫婦というもの

それが結婚というもの

それが同じ屋根の下で生きるということ

今日もまた曇天の空の下

何もかもがみんなじめじめとして

哀しいことに心にも陽が射さず

鬱陶しい思いで生きているのに

空までが泣き出しそうになっている

でも 一緒に微笑みながら晴れた日が来るのを待とう

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DATE: 2006/05/22(月)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
こうすれば・・・・
まず深呼吸をして心を落ち着けます

心の中に静かな大草原や大海原を思い描いてください

自分がゆったりとした気持ちでいることを確認してください

相手を睨みつけるなどという意味のない威嚇はやめましょう

いつもよりテンポはゆっくり音程は低く語ることが大切です

できれば二人の間に飲み物などがあればなおさらいいでしょう

心拍数・血圧が上昇していると感じた場合心のエアバッグが必要です

二人が最もうまくいっていた頃のことを思い出しましょう

間違っても昔のことで愚痴を言ったり批判をしたりしてはいけません

自分の不満を解消しようとする前に相手の不満を聴くようにしましょう

相手が自分を批判してもむきになってはすべてが無駄になります

一人激しては相手の話を聴く耳を持てなくなります

売り言葉に買い言葉がもっとも不毛な態度です

相手に理屈で打ち勝とうとしないように心がけましょう

相手を理屈で追い詰めて退路を断ってはなりません

相手の面子に配慮をしましょう

一気にすべてを解決しようとする考えは間違っています

話の落しどころを前もって考えておきましょう 
 
子どもには聞かせないようにしましょう

話の終わりには辛くともニッコリ笑いましょう

最後に二人の楽しい未来を想像しましょう

以上のことをできれば夫婦喧嘩は回避できます

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DATE: 2006/05/21(日)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
生き急がずに・・・・
どうしてそんなに生き急ぐのですか

愛なんて二人でゆっくりと時間をかけて

紡いで 織って 編んで やっと形が見えてくるものです

二人で紡いだ糸が思ったほど靭(つよ)くなかったのですか

二人で織った布が思ったほど明るくなかったのですか

二人で編んだ着物が思ったほど美しくなかったのですか

そんな時は二人でまたゆっくりとほぐしていけばいいではないですか

焦らずに くじけずに いじけずに お互いを慈(いつく)しみあいながら

ゆっくりと時間をかけてほぐしてそれからまたやりなおしましょう

そうすればきっと二人の地肌にぴったりした着物が出来上がりますよ

そうすればきっと二人の間に変わることなく長く続く愛が育ちますよ

二人で苦労して 紡いで 織って 編んだ 愛です

野ざらしにせずに二人の心の奥に大切にしまっておきましょう

もし万一ほころびが出来たら小さいうちに二人で縫い直しましょう

くれぐれも生き急がずに・・・・

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DATE: 2006/05/20(土)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
あれから十年・・・
あれから十年・・・

教室の後ろから声もかけられずじっと見つめるだけだった後姿

秋のおだやかな陽射しが射す公園のベンチにたたずむおさげ髪

驟雨の中 大きな雨傘から突き出ていた二本の細い脚

微笑むとなぜか左の頬にだけに浮んできたえくぼ

何度も書き直しながらついに渡すことの出来なかった手紙

楽しくて辛くてうれしくて哀しかった日々

偶然出合った駅の構内で「じゃー」と別れてそれっきり

あれから十年・・・

そう呟くだけ誰もが心の底に思い出が滲み出てくる

あれから十年・・・

そう口にしてみるだけで誰もが郷愁に誘われる

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DATE: 2006/05/19(金)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
愛のテルテル坊主
「おーい、いつまで寝ているんだよ。そろそろ眼をさましたら」

「ウーン、もうちょっとこのままにして。座椅子で眠るのも気持ちがいいわ」

「・・・・・・・」

「あんたこそ、座椅子にへばりついていつまでもウトウトしていないで
そろそろ起きれば・・・」

「ウーン それがやっぱり俺も起きる気がしないんだなあ」

「ベッドまでが遠いわねえ」

「俺も体が重すぎて立ち上がれないよ」

「二人とも牛になったみたいね。夕食を食べ過ぎたのかしら」

「それよりこの長い雨のせいだよ」

「あんた 聞こえるでしょう 庭でカエルさんが元気に鳴いているわよ」

「うちの庭でカエルが鳴くなんて今年初めてじゃないか」

「そう言えばそうね。入梅かしら」

「入梅かもね。ほんとうにうっとうしいなあ」

「ほんとうにうっとうしいわ」

「明日空が晴れ上がる夢でもみないかあな」

「そしたら物干し台にお布団と洗濯物をいっぱい干せるのにね」

「テルテル坊主でも作って軒にぶらさげるか・・・」

「あなたが作ってよ・・・(ウトウト)・・・」

「お前さんが作ってよ・・・(ウトウト)・・・」

庭ではカエルさんが元気に鳴いています。

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DATE: 2006/05/18(木)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
愛の心理戦争
「あんた、どうしたの今朝は」

「ウーン、何が・・・(ドキッ)・・・」

「朝からソワソワしているのじゃないの」

「おいおい、何考えているんだよ。今日は出社したとたんに会議で、その後も一日中会議の予定だよ。ウキウキしている暇なんてないよ・・・(いつもは寝ぼけた牛のような女なのにこういう時の動物的嗅覚だけは凄いな)・・・」

「あんた、私はソワソワって言ったのよ。ウキウキなんて言っていないわよ。
なおさら怪しいわねえ」

「おいおい、ソワソワもウキウキも大してかわらないだろう。俺は疲れているんだから・・・(本当に油断がならない女だな。刑事になればよかったのに)・・・」

「あらあら、疲れたなんて言いながらそのネクタイどうしたの。私そんな派手なネクタイ買ってあげたからしら」

「いやー、珍しいなあ、お前さんが俺のファッションを気にとめてくれるなんて。本人に忘れられちゃこまるな。昔、誕生日に買ってもらったネクタイだぜ。・・・(どうしたんだ、こんな日に限ってやたら細かいことに気がつくなあ)・・・」

「あんた、もしかしてそれで若作りしたつもりなの。それにファッションセンスが20年は遅れているわね。今時、ストライプのワイシャツに水玉模様のネクタイなんて流行らないわよ」

「ほっとけよ。俺が満足しているんだから・・・(そう言われればそうかもな。しかしこいつは若い連中のレトロ趣味なんて知りゃしないだろう・・・)

「まあ、そんな派手なファッションでも馬子にも衣装っていうから。それに世の中、今はアンティーク趣味っていうのも流行っているからあんたにはお似合いかもしれないわね」

「言うことにこと欠いて、今度はアンティーク趣味かよ。お前さんの憎まれ口にも慣れちゃったけれどな・・・(鋭い! それにしてもこんな若い俺を骨董扱いかよ)・・・」

「それで帰りは何時になるの」

「会議の結果次第だなあ。今日の会議は専務も出席するというから、夜は専務を囲んだ宴会があるかも知れないしな・・・(ここまでスラスラ嘘をつける俺もまだまだ捨てたもんじゃないなあ)・・・」

「会議、会議ってあんたみたいな万年課長代理が参加して何か重大なことでも決まるってのは私には信じられないんだけれど」

「能ある鷹は爪隠すって言うだろう。失われた十年が終わっていよいよ俺の時代が来そうなんだよ・・・(俺もそう信じたいよ)・・・」

「能ある鷹は爪隠す? フン、出る杭は打たれるって言うけれど、へっこんだ杭みたいなあんたがよくそんなことが言えるわね。それに私だってあんたと結婚して失われた三十年を送ってきたわよ」

「おいおい、お前さんの減らず口を聞いている間に時間がなくなったよ。もうそろそろ出かけないと・・・(この家を一歩出さえすれば極楽が待っている)・・・」

「あんた、いつもの挨拶は」

「はいはい。わかりました。ア・ア・ア・ア・アイシテいるよ・・・
(こんな意味もない言葉を俺に毎日言わせて聞き飽きないのかよ)・・・」

「どうしたのあなた、どもったりして。ロレツが廻らなくなったら人間おしまいよ。やっぱり私心配だわ。今日はあんた何か変よ。ねえ、もう一度心をこめて言ってちょうだい」

「わかった。わかった。もう一度言うよ。お前さんのこと死ぬまで愛しているよ。これでいいかなあ・・・(これも今夜のための予行演習だと思えばええか)・・・」

「あんた、外で悪いことをしてもお天道様が見ているわよ。じゃー、行ってらっしゃい」

「行ってくるよ・・・(それにしても最後はお天道様かよ。この女は本当に嫌なやつだなあ。でも夜だったらお天道様も出ていないし大丈夫か)・・・」

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DATE: 2006/05/17(水)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
結婚記念日
「あんた、もうすぐ結婚記念日よ」

「ウーン? 誰の結婚記念日だよ・・・(何も思い出していない)・・・」

「何言ってんのよ。もちろん私たちの結婚記念日でしょう」

「そうか、そう言えば 俺たち結婚していたんだな・・・(アルツハイマー初期症候群?)・・・」

「あんた、何 その言い草は」

「いやいや、あまりに当たり前のことなのですっかり忘れていたんだ・・・(と珍しく本音を吐露する)・・・」

「あんたはそんなこと言っているけれどもう30年が過ぎたのよ。この30年間いろんなことがあったわね」

「そう言えばいろんなことがあったなあ・・・(と口では言いながら何も思い出していない)・・・」

「あんた、覚えている、二人で区役所に婚姻届を出しに行ったのよね」

「ああ、あれは雨の日だったなあ。二人で相合傘で出かけて行ったんだよな・・・(とええ加減なことを言う)・・・)」

「何言っているのよ。あの日は五月晴れで東京の空には雲ひとつなかったわよ」

「アレッ、そうだった ? そう言えばそうだったなあ。あの日は俺は仕事を休んで出かけたんだなあ。お前と山手線の駅で落ち合って・・・(とまたまたええ加減なことを言う)・・・」

「あんた、いい加減にして。あの頃、あんたは仕事がなく無職でアパートでゴロゴロしていたんじゃないの。あの日、勤務先を休んだのは私の方よ」

「そうだった、そうだった。そんな時代もあったなあ。そう言えばあの時の区役所の受け付けの窓口の若い女性、けっこう美人だったなあ・・・(突然記憶が部分的に鮮明に甦る)・・・」

「あんた、そういうどうでもいい女性のことよく覚えているのね・・」

「なーに、あの時、こんな美人よりももっと凄い美人と結婚出来る俺は幸せだなあと思ったことを思い出しただけだよ・・・・(と懲りずにまたまたええ加減なことを言う)・・・」

「まあ、そんな女性のことどうでもいいけれど・・・」

「おいおい、そりゃー、よかないよ。あのうら若い女性がいなければ俺たち結婚できなかったのだろう・・・(となぜか急にムキになる)・・・」

「それ、どういう意味なの」

「いや、単純な意味さ。あの女性が『この書類は受け付けられません』と言ったら俺たちは一緒になれなかっただろうって意味だよ・・・(と結構真面目に言う)・・・」

「あんた、本当に馬鹿なことを考えるのね」

「いやいや、あの受付の女性、きっと若い俺たちが気にいって仕事を超えて入れ込んでくれたんだぜ。だからスーと婚姻届が受理されたんだよ・・・(と相も変わらずええ加減なことを言う)・・・」

「まあ、あんたは昔から勝手に何でも解釈する人だから、自由にしてくださいよ。でも人間不思議ねえ、やっぱり運命の赤い糸ってあるのかしら。あんたのようなグータラ亭主と出会ってさんざん苦労させられて、それでも今まで別れないでいるんだから・・・・・・」

「ウーン、そのお前さんがよく言う見えない運命の赤い糸というのも少し伸びきってしまった感じがするんだが・・・(と最後までええ加減)・・・」

「・・・(このグータラ亭主は本当に煮ても焼いても喰えないんだから)・・・」

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DATE: 2006/05/16(火)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
愛のシーソーゲーム
「あなた、この手紙何なの」

「ウーン。どれどれ、おいおい、俺には何も見えないよ」

「また すっとぼけて。押し入れの中を片づけしたら出てきたのよ」

「だから俺には何も見えないって言っているだろう。お前さんが何かを持っているような手の形は見えるんだがな」

「見えない? あんた あくまでしらを切る気なの。現に封筒の裏に
差出人は高野牧子って女の名前が書かれているじゃないの」

「お前 何度言ったらわかるんだ 俺には見えないんだよ。でもお前には見えているっていうのだから百歩譲ってその手紙があるとしてその差出人の漢字を教えてくれよ」

「高いの高 野原の野 牧場の牧 子供の子・・・よ」

「なんだ その名前 『たかのぼくし』って読むんだろう。それ男の名前だぜ」

「あんたって言う人は・・・・。でも中味の便箋の文字は女文字だわよ」

「馬鹿、それこそが高野ぼくし本人が書いたんじゃないことを証明しているんじゃないか。どうして男が女文字を真似して書くんだよ」

「あんたは本当に男らしくない人ね。手紙には『たかしさんを愛しています』って書いているわよ。これこそ動かぬ証拠じゃないの」

「なんだ 同性愛者かよ。俺はそんな懸はないぜ。ところで俺にはその便箋も見えないんだが、『たかし』って漢字は何を使っているんだよ」

「ひらがなで『たかし』って書いているわよ」

「お前さんなあ。どうしてそんなにおっちょこちょいないんだよ。世の中には『孝』もいれば『隆』もいれば『喬』もいれば『高志』『隆志』『孝司』『喬司』もいるんだぜ。どうしてその男が俺に特定されるんだよ。それに俺の名前は
かたかなで『タカシ』だぜ」

「・・・・・・あんたの口のうまさにはかなわないわね」

「おい 待て待て待て。俺は世間や会社じゃ真面目一本で通っている男だぜ。そこまで濡れ衣を着せられては俺も黙っていられないよ。ところで俺には見えないんだが、封筒の表の宛名はなんて書いてあるんだ」

「・・・郵便番号も住所も宛名も何も書かれていないわ」

「そしたら消印もないんだろう」

「・・・ないわよ」

「それそれ、俺が思っていた通りじゃないか。俺の推理はこうだよ。
どうせ、手紙を挟んだままの本を俺がブックオフで買って、きっと、片付けもせずにそれを押入れに放り込んでいたんだよ。もしお前さんが手に持っている俺に見えない何かがお前さんの言う手紙だったとしてだよ。あくまで仮定の話だが」

「あんた自分の妻に白い鷺を黒い鷺と言いくるめるつもりなのね」

「馬鹿野郎 人聞きの悪いことを言うもんじゃないぜ。俺は白いのを黒いと言っているんじゃないぜ。見えないものを見えないと言っているだけだぜ」

「私 悔しい・・・・こんなにあんたにこけにされて涙が出てくるわ」

「おいおい、泣くなよ。お前には見えて俺には見えない。きっとお前さん、神経が張り詰めて疲れているんだぜ。だから見えないものまで見えて来るんだよ。どこか旅行にでも行って骨休めをしたらどうなんだい」

「本当? そこまで憎まれ口叩きながら、やっぱりあんたやさしい人なのね」

「俺が結婚して以来お前にやさしくなかった時があるか。いつも君の瞳に乾杯だったぜ」

「ちょうどよかったわ。私、お友だちから三泊四日の温泉旅行に誘われていたの。あなたさえよければさっそくお友だちに電話して旅行の手配をするわ」

「いいよ、いいよ、俺に遠慮することはないさ。・・・(しかし 今日は危なかったなあ。女の動物的嗅覚は凄いな。これじゃ、今夜中にパソコンと携帯のメールもきちんと処理しておかないと)・・・」

「あなた ほんとにありがとう。・・・(馬鹿な男ねえ。こちらが何もかもお見通しだということも知らずに気どっちゃって。いい歳をして若い女と文通なんかしちゃって。いつまで青臭いのかしら。何が君の瞳に乾杯よ、バ――カ。温泉旅行から帰ってきたら今度はコピーしておいたメールをネタにヨーロッパ旅行でも行こうかしら)・・・」

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DATE: 2006/05/15(月)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
ヴィソ ギャーロ
「あなた、運転疲れたでしょう」

「ウーン。それほどでもないけれど」

「退屈そうだから私がお話してもいい?」

「いいよ。なるべく手短にな」

「あなたににはずっと今まで黙っていたけれど、私たち

実は前世で出会っているのよ」

「・・・藪から棒にどうしたんだよ。お前さん疲れているのか」

「ウウーン、全然 疲れていないわよ。
きっとあなたがそう言うと思っていたわ。
でもどうしても話したかったの・・・」

「そうか、俺たち二人は前世からの長い因縁ってことか。
それで前世ってどこで出会ったんだよ」

「どこだと思う?」

「郵便番号167-0023 東京都杉並区上井草2-3・・・・」

「あなた 私の真面目な話 ちゃかさないでよ」

「いや、別にちゃかしちゃいないさ・・」

「あんたが言っているのは私たちが結婚して最初に住んだアパートの住所じゃないの」

「そうだったか。無意識に口から出てしまったのかな」

「そんなところじゃなくてもっと遠いところよ」

「おまえ、まさか、バルタン星なんて言うなよな」

「また、馬鹿にして。違うわよ、この地球の上よ」

「外国ってことか」

「そうよ。遠い外国よ」

「もったいぶらずにどこなんだよ。俺には想像もつかないよ」

「リトアニア・・・・よ」

「リトアニア・・・あのバルト三国の・・・?」

「そう、夏には白夜が続く森林と湖の多いちっちゃな国よ」

「そうか、俺たちは前世でリトアニアで出会っていたのか。
俺は今 頭の中が白夜のように真っ白になっているよ。
しかしどうしてそんなことがわかったのだよ」

「新婚の頃からずっとあなたはよく夢にうなされていたわよね」

「うん。それはそうだ。今でも時々うなされるがね」

「結婚して初めてあなたが夢にうなされているのに気づいて目覚めた時、
私はあなたが『ヴィソ ギャーロ』 って叫ぶのを聞いたのよ」

「『ヴィソ ギャーロ』? なんだそれは」

「不思議な言葉でしょう。でも私は最初聞いた時パッとわかったのよ。
あっ、これはリトアニア語で『さようなら』って意味だって」

「おいおいおい。なんだ、変な話だな。俺はリトアニアについても
リトアニア語についても何の知識もないぜ」

「もちろん 私もそうよ。だから言っているんじゃないの」

「待てよ『ヴィソ ギャーロ』とか言ったな。そりゃおい、
俺がもしかして日本語で『嘘ガキ野郎』って叫んだんじゃないか」

「あんたって言う人はなんて夢がない人なのよ」

「おいおいお前さんの馬鹿な話を聞いているうちに雪が深くなってきたぜ。
どうも道に迷ったみたいだな」

「あなた そう言えば、どうしたのかしらカーナビが変よ」

「エッエッ、なんだなんだこれは。日本語がみんな消えて
見たこともない路線図が浮んできたぜ」

「あんた中央に『Vilnius』って単語が浮んでいるわよ」

「『Vilnius』?どうして俺はこの単語の意味を知っているんだ。
それに大昔から知っている気がしてきたぜ」

「私もよ。『ヴィリニュス』て赤ん坊の頃から知っているわ」

「・・・・どうも俺たちの車はリトアニアの首都に向かって
走っているようだな」

「あなたよかったわね。私たち、前世に戻れるのよ・・・・」

「前世? 俺たちいったいどうなっているんだ・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・

「あなた、あなた、大丈夫。布団が汗でビッショリよ。なにか悪い夢でも見たの」

「!!!!!・・・・・・」

「あなた、夢の中で『ヴィソ ギャーロ』とか叫んでいたわよ」

「!!!!!・・・・・・」

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たそがれ親父の人生ノート
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DATE: 2006/05/14(日)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
世間知らず
「あんた、いよいよ小沢さんが復活したのね」

「そうかい。病気でもしていたのかい」

「細かいことは知らないけれどやっぱり心臓が悪いんだって」

「フーン。そうだったのかい。昔は脂ぎって元気だったけどな」

「あんた、小沢さんの若い頃を知っているの」

「知ってるも知らないも現物だって見たことあるよ。あの人の話は天下一品だったよ。客がみんな腹を抱えて笑ったもんだ。あの話の間の持たせ方と落ちが何ともいえなかったなあ」

「そうなの、知らなかったわ。小沢さん、小泉さんより話がうまかったの」

「小泉? 小泉なんかと比較するなんて小沢さんに失礼だろう。芸のレベルが全然違うよ」

「へー、小泉さんは小泉さんで上手だと思ってましたよ」

「昔はなあ、田舎の映画館であの人の姿をよく見かけたもんだぜ」

「エッ、映画館でも小沢さんと逢ったりしたの。小沢さん、そんなに映画好きだったの」

「映画が好きだったどうか知らないけれど、テレビよりはましだと思っていたんじゃないか。今はどう思っているか知らないけれどな」

「へえ、映画好きなんてけっこうくだけた人だったのねえ。私はてっきりとっつきにくい難しい人だとばっかり思っていたけれど」

「そりゃ 俺だって私生活は細かく知らないぜ。ただ昔から放浪好きだったみたいだけれどな」

「そうなの。それであんなにいろいろ渡り歩いたのかしら」

「つい、最近まではラジオでよく話も聞いたけれどな」

「へー、やっぱりいろんなところに顔を出していたのね」

「去年は確かNHKテレビに出てきて昔の歌を情緒たっぷりに歌っていたよ。
素人離れしていたぜ。あの人は好きなんだねよ、芸事が・・・」

「へー、けっこう粋な人なのね。あの四角い顔から四角四面の堅物かと思っていたけれど」

「おいおい、お前さん、歳をとって眼が悪くなったのかい。あの人、昔から結構馬面だったぜ」

「馬面? あんたいったい誰の話をしているのよ。私は小沢一郎さんの話をしているのよ」

「小沢一郎? いつ昭一から一郎に改名したんだよ」

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DATE: 2006/05/13(土)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
善良な老夫婦の会話
1世帯平均の貯蓄額1728万円、3年連続で増加
 総務省が12日発表した2005年の家計(2人以上の世帯)の貯蓄・負債調査によると、1世帯平均の貯蓄は前年比2・1%増の1728万円だった。調査は02年から始めており、03年以降、3年連続で増加した。株価の上昇に伴い、保有する有価証券の時価が同22・7%と大幅に増えたのが要因だ。これに対し、負債残高は、前年比4・4%減の501万円と2年ぶりに減少した。景気回復を背景に、負債の8割以上を占める住宅・土地のローンの残高が6・3%減少したためだ。 貯蓄は、預貯金や保有する有価証券の合計を指す。 (読売新聞)


「あんたこの記事読んだ、貯蓄の平均額1700万円だって・・」

「どれどれ・・・、お前も歳とって眼が悪くなったなあ。よく読んでみろよ。
桁を一桁見間違っているよ。一世帯平均170万だろうが」

「あんたこそ眼が悪くなっているのよ。1700万円に間違いないわよ」

「??・・・。わかった、わかった。でもな その数字発表したの役所だろう。役所の言う数字ほど当てにならないものはないよ。昔からある大本営発表てやつだよ」

「確かに変ね。『下流社会』という本が爆発的に売れてみんな年金のこと心配しているというのに1700万円なんて嘘よね。それに先日預金を取り崩して生きている人が多くなっているという記事が出ていたわよね」

「やっとお前もわかってきたなあ。これは小泉の景気回復をいっそう促進するための陰謀だよ。小泉と役所の談合による格差社会の隠蔽。景気が回復してきたなんて話を聞いただけで金の使い方が粗くなって俺も結構豊かだなあなんて感じる馬鹿な連中がアイフルに追い込みをかけられているんだよ。本当のところは一世帯あたりの貯金が500万円で負債が1700万円かもしれないぜ」

「ほんとうにあんたの言う通りかもしれないわよね」

「やっと俺の言うことを信じてくれたのか。ところでうちの預金はいくらあるんだ」

「ウ――ン、その話になると限りなく透明に近いブルーな気分ね」

「旧いネタを使って粋がってんじゃないよ。お前まで小泉の真似をして亭主を愚弄する気かよ。亭主にも税務署にも内緒の隠し預金があるんだろう」

「あんた何を夢みたいなこと言ってるの。あんたの収入で預金1700万円なんて到底無理でしょう」

「馬鹿野郎 そこを何とかするのが山内一豊の妻じゃないか」

「お生憎様 あんたが山内一豊だったら私だって立派な妻になれたかもしれなかったのにね」

「何を馬鹿なことを言ってんだよ。妻が立派だったからこそ山内一豊は山内一豊になれたんじゃないか」

「あんた そんなことよりこれからどうするつもりなの」

「どうするもこうするも、なにがなんでもまず小泉政権を打倒しなきゃ・・」

「あんたって人はほんとうにどうしようもないわね。相手にした私が馬鹿だったわ」

「何言ってんだよ 亭主に向って偉そうに。今、日本はこの少子化時代の中、アジアで孤立してどう生きていきていくのかっていう危急存亡の時なんだぜ。そんな非常時に亭主や税務署までも騙して隠し預金をしているなんてお前はなんという卑劣な女なんだ・・・・・・・・・・」

「わかりました わかりました。あんたの演説はもう聞き飽きました。そう興奮しないでよ。あらあらいけない、そろそろ『功名が辻』の再放送が始まるわね。あんた私がテレビを見ている間 横でゴチャゴチャ言って私の唯一の楽しみを奪わないでね」

「お前のような女がこの国を危うくするんだ・・・・・・・」

「・・・・(まったく 馬鹿は死ななきゃなおらないってほんとうだわね)・・・・・」

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DATE: 2006/05/12(金)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
妻のまこと・・・
うちの馬鹿亭主ですか 

そりゃもう神武以来の馬鹿ですよ

グータラとスーダラをブレンドしたみたいな馬鹿ですから

それでも若いお客さんが来ると気取っちゃってね

家事の手伝いをするふりをしながら

ものわかりのいい亭主を演じちゃって

フェミニズムの理解者みたいな顔をするんですよ

馬鹿は馬鹿なりに気が廻るというのか

そんな時私はキッチンで一人で笑っていますよ

エッ 客がいない時はどうなさっているのかって

なさっているもなにもありませんよ

これがもうお殿様ですよ お殿様

昔から子どもをお風呂に入れたこともなければ

おしめひとつとっかえたことがないのですよ

洗濯も掃除も庭掃除も私にやらせっぱなし

それでいて子どもたちには

これでパパもお前たちを育てるのに苦労したんだよ

なんて平気で演説をぶつんですから

そんな時 子どもたちは下を向いて笑っていますよ

家の中ではもう粗大ゴミを超えて巨大ゴミです

エッ 馬鹿亭主の趣味ですか

無趣味 しいて言えば テレビ テレビですよね

ニュースの時間なんてビールを飲みながら

小泉はいかんなあ ブッシュは何考えているんだ

なんてテレビに向って一人でブツブツ文句を言っていますよ

ノミみたいに気がちっちゃいのに大きなことを話すのが好きなんですよ

本人はいっぱしの評論家でも気取っているのかしら

小泉首相とかブッシュ大統領のことを考える前に

家族のことを考えたらどうだって言いたくもなりますわ

でもそんなこととっくにあきらめました

まあ 適当に泳がせておくのが一番楽ですよね

子どもたちは子どもたちで

ママ パパが会社を定年退職したら離婚してしまえばなんて

言ってくれていますがね・・・・・・

でもお殿様って自分一人じゃ生きていけないでしょう

缶詰の蓋一つ缶切りでうまく開けられない人ですから

エッ 何か取り得はないんですかって

そりゃ もう 仕事についてだけは真面目ですよね

何十年と無遅刻無欠勤 表彰状までもらっていますよ

それでいてちっとも出世しないところがあの人の凄いところですが

エッ 別れる気持ちはないんですかというご質問ですか

まあ 昔は私も若かったしそれなりに考えましたがね

もう私もそろそろ歳だし今さら惚れた腫れたもねえ

それに大きな声では言えませんが先日調べたところ

あの人の年金は私より凄く多いんですよ

まあ その当りも考えると当面勝手に泳がせておいた方が

なんて思ってしまいますよ

エッ 今でも愛情があるのかですって

聞きにくいことをお聞きになりますわね

正直言って愛情は今でもありますわ

どう考えてもあんなに操縦しやすい

亭主はそうざらにはいないでしょう

ただ私と子どもたちで祭り上げておけば

何一つゴチャゴチャ言わない人ですから・・・

それに年金も私より多いし・・・・・・・・

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DATE: 2006/05/11(木)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
金の切れ目が・・・・・
なに! 

別れたいって

なんだそりゃ!

金の切れ目が夫婦の切れ目かよ

それはないだろうそれは

夫婦の縁はミシン目のように簡単に

切れるもんじゃないだろう

俺が職場を解雇されたといって

俺の稼ぎがなくなったといって

どうして切れなきゃならないんだよ

それにお前さんが結婚前に言っていた

私たちはきっと見えない運命の赤い糸で結ばれているのよ

というあの言葉

俺はそんなことを信じちゃいなかったよ

ただ今は教えて欲しい気がするよ

どうしてお前さんはその見えない赤い糸を

切ることができたのかを

まさかその赤い糸は福沢諭吉で

織られていたんじゃないだろうな

なに 下流社会を生きたくないって

馬鹿! 下流ほど水量は豊かなんだぜ

下流ほど水はセコセコせずに悠々と流れているんだぜ

なに 貧しさに負けそうだって

馬鹿! そう思うこと事自体が世間に負けているんだよ

貧しさに負けて世間に負けたりしたら

俺たちはさくらと一郎になっちゃうぜ

なに 子どものことを考えてだって

馬鹿! こんな時に子どもをだしにするんじゃないぜ

それじゃ 子どもがあんまりにかわいそうだぜ

思い出しても見ろよ

あの戦争の終わった貧しい戦後の時代を

雨にも負けず風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けず

俺たちは生きてきたんじゃないか

欲はなく決して怒らず

いつも静かに笑っていたんじゃないか
 
褒められもせず 苦にもされず

みんなにでくのぼー夫婦と呼ばれても

俺たちは仲良く生きてきたんじゃないか

そんな俺たちがお金ごときで切れたりして

お天道様に申し訳がたつのかよ

子どもたちに申し訳がたつのかよ・・・・

・・・・・・・・・・・・・

いざという時にこれくらいの啖呵は切れる

そういう夫に わたしは なりたい       

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DATE: 2006/05/10(水)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
愛の呼びかけ
妻は夫を様々に呼ぶ

「あなた・・・」

もう絶滅しかかった特別天然記念物・国際保護鳥

「鴇」(とき)のごとき稀少表現

「あんた・・・」

「あなた」と「あんた」「な」と「あ」の違いで

結婚生活が畳のように古くなっていることがわかる

「ダーリン・・・」

一年続けばめっけもの 

呼ばれた方は全身に蕁麻疹(じんましん)ができるのでは 

相手がクレメンタインなら振り向きもするだろうが

「ハニー・・・」

「ダーリン」以上のアメリカ志向 

ハリウッド映画の見過ぎ

政治的には親米派 対米従属派

「パパ・・・・」

私はあなたのパパではありません 

それにアメリカ人でもありません

銀座のバーのマダムからこう呼ばれたら

話はまったく別かもしれないが

「お父さん・・・」

子どもを媒介にしてのみ成立している

夫婦関係の象徴的かつ集中的表現

「おまえさん・・・」

東映任侠映画・股旅映画の見過ぎ

「おい・・・」

もう夫と呼ぶにも値しない立場に成り下がっている

女王による絶対王制がゆるぎなく確立されている

ジェンダーフリーの無意識的表現

または妻は元警視庁刑事

「・・・・・・」

もう呼びかけるのもおっくう

その上呼びかける価値も言葉もない

夫はそこにいてそこにいない

日本的「あわれ」の極地

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DATE: 2006/05/09(火)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
「仮面」夫婦も楽しいものだ
「仮面」夫婦も楽しいものだ

いつもいつも「素面(すめん)」夫婦じゃ長持ちしない

お互い「素面」では誰だってすぐに飽きてしまう

毎日化粧なしの「スッピン」なんてあんまりだ

「仮面」夫婦ははるかに繊細でおもいやりがある

相手の為に「仮面」をとっかえひっかえしてあげる

海千山千の手練手管こそ溢れ出る心の豊かさ

感情を押し殺す時には「能面」

怒りを表す時には「鬼面」

若返りたい時には「白面」

恥ずかしい時には「赤面」

機嫌が悪い時には「膨れ面」

相手の毒を避けるには「防毒面」

相手の暴力を避けるには「鉄仮面」

気取った時には「月光仮面」

ここまでくれば「二十面相」まで後一歩

いつのまにやら「鉄面皮」

「仮面」は心の薄化粧

「覆面」は心の厚化粧

「仮面」は会話の回路を復活するための手段

「覆面」は会話の回路を遮断するための手段

こう考えれば「仮面」夫婦も楽しいものだ

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DATE: 2006/05/08(月)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
純愛とは
「純愛小説」というものがある

ヒロインが不治の病に冒され

まわりの祈りの甲斐なく幸薄き生を終える

取り残された恋人の悲嘆と悲哀

そして変わることのない思慕の想い

しかし不思議と言えば不思議

どうして作家はヒロインを

死に至らしめねばならないのか

読者に滂沱の涙を流させるために

ヒロインは死ななければならないのか

ヒロインの死によって贖(あが)われる読者の感動

まるで♪お涙ちょうだいありがとう(赤色エレジー)ではないか

そこには「ハーレークィーン小説」の持つ

安っぽいロマンチシズムと裏表一体の

安っぽいセンチメンタリズムしかない

純愛なんてものは本当のところは

罵りあい 

いがみあい 

愚痴を言いあい 

憎みあい 

軽蔑しあい

お互いを傷つけあいながらも

最後の最後の一センチのところで

結局はどうしてもお互いを必要とし

不承不承 お互いを認め合い 赦しあい

別れようにも別れられない

切れようにも切れようのない

男と女の間にこそ埋もれているのではないか

純愛ほどセンチメンタリズムからほど遠いものはない

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DATE: 2006/05/07(日)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
生きるのが下手
曇り空に連休が終わっていく

待ちわびた休暇というものは

何故かあっというまに過ぎていく

「明日から仕事か・・・・」

「明日から学校か・・・・」

心の底で溜息まじりの言葉がうずく

一人ぼっちであっても

二人ぼっちであっても

家族一緒であっても

楽しい連休の思い出は早くも

セピア色に褪色していく

午前6時半起床

洗面 朝食

午前7時出勤

午前8時過ぎ会社到着

「おはようございます・・・・・・」

「おはようございます・・・・・・」

悪夢を喰らう獏のように

明日からのうんざりする日常を

喰ってしまえないのか

明日からもまた

生きるのが下手

あなたも私も

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DATE: 2006/05/06(土)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
ひとさし指
初めての若い二人だけのデイト

ほの暗い酒場のカウンターで

カクテル・グラスに添えられた五本の指

マヌキュアさえ塗られていない指先

ネイルさえなかったころの飾り気のない指先

それでもきれいな指だった 

おや指 ひとさし指 なか指 くすり指 こ指

一本一本の指が個性を持っていた

その中でも華奢で優美でか細いひとさし指に恋をした

自然にそのひとさし指に眼がいった

そのひとさし指の先に二人の未来があるように思えた

結婚して浮きつ沈みつ別れもせずに長い歳月が過ぎた

月並みな言葉だけれど歳月は残酷である

いつのまにやらひとさし指に若さと生気が失われていった

それでもあのひとさし指はいまだ二人の未来を指ししめしている

今でも華奢で優美でか細かったあのひとさし指に恋をしている

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DATE: 2006/05/05(金)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
子どもの日
「子どもの日」は親が子どもと楽しむ日

もしかしたら子どもよりも親が楽しむ日かもしれない

子どもを持った喜び

子どもがいる楽しさ

「とうさん」「かあさん」

と子どもが信頼しきって寄ってくるうれしさ

お金はかかるけれど

ディズニーランドで子どもがキャっキャッ

楽しく遊んでいるのを見るしあわせ

まだ我が子が子どもであることのありがたさ

しかしいつか子どもは大人になっていく

昔の可愛げがなくなっていく

親に口答えするようになる

本当の気持ちを親に言わなくなる

子どもが親から離れていく哀しみ

だけど子どもを持った喜びを

親が忘れない限り

子どもがいる楽しさを

親が忘れない限り

いつまでたっても「子どもの日」は

親にとっては忘れられない一日となる

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DATE: 2006/05/04(木)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
愛の五月病
五月病という病気がある

新入生 新入社員がかかる環境不適応症

心が躍る新しいキャンパス 新しい先生 新しい学友 

緊張する新しい職場 新しい上司 新しい同僚 

新しい環境におけるしきたりや人間関係

気苦労や気配りに体も心も疲れてしまう

五月病はどこか新婚生活に似ている

結婚前の愛の言葉を包んだ装飾が

一枚一枚冷酷に剥がれていく

甘い愛の言葉だけでは日常生活を埋めることはできない

「私はほんとうに愛されているのかしら」

新婚生活の夢を現実がゆっくりと侵蝕していく

「もっと料理がうまいと信じていたのに」

ちっちゃな不満がちょろちょろと地下水のように流れていく

そんな時は五月病を治すのと同じように

足を地につけてゆったりかまえよう

心も体もリラックスしよう

それからカレンダーをめくってみよう

五月が過ぎれば必ず六月が来ることがわかる

時間は二人の腕の中にあふれるほどにいっぱいある

そういう頃をお互いになつかしくふりかえる時が

誰にでも必ずやってくるのだから

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DATE: 2006/05/03(水)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
しつけと折檻
子どもに何のしつけもせずに育てる

子どもはいい言葉で言えば野生児になる

お父さんやお母さんに

「おはようございます」

の挨拶もできない

近所の人たちに

「こんにちは」

の挨拶もできない

時にはお父さんやお母さんになぐりかかる

部屋の中をメチャクチャにする

わがままのやりたい放題

子どもはどんどん自然に還っていく

いつのまにか家庭がジャングルになってしまう

その中に人間の顔をした一匹の類人猿が棲息している

お父さんやお母さんは自ら類人猿を育てながら

親を親と思わぬ倣岸不遜な子どもの態度に

少しずつ憎悪が芽生えてくる

ジャングルにはジャングルの掟

感情丸出しで子どもを殴る

憎悪を込めて子どもを蹴る

お父さんやお母さんまで類人猿に退化する

いつのまにか家族が心の闇に閉じこもる

すべてがボタンの掛け違えから出発している

しつけは子どもを人間に育てる

折檻は親と子どもをジャングルに追い込む

それでも それでも

立ち止まって考えて見よう

類人猿の子どもが親を殴ったりしたのだろうか

類人猿の親が子どもを殴ったりしたのだろうか

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DATE: 2006/05/02(火)   CATEGORY: 結婚, 恋愛 
結婚ごっこ
冬の夜にダラダラ坂を並んで歩く

銭湯への道は遠い

空にはオリオンが輝いている

・・・あの赤く光っているのがベデルギウス・・・

夫の説明に妻はあらためて空を見上げる

今 この一瞬は明日の生活の糧を考えなくて済む

そう考えるだけで心がほのぼのとする

帰り道も遠い

ダラダラ坂に二人とも息があがる

熱い湯でほてった体の芯が冷えていく

体の温みを逃さないために二人で寄り添う

それだけで体の温みが戻ってくる

♪ さ霧消ゆるみなとえの

舟に白し朝の霜

ただ水鳥の声はして

いまだ覚めず岸の家

妻が低い声で歌う

無垢で純粋な冬の景色

空にはまだオリオンが輝いている

本当の春は遠いけれど・・・・

誰にでもある結婚ごっこの時代

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